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2020/02/07

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「年下女性をお相手に希望する男性」の想いは現実的か? Vol.1

データ分析
婚活で良く耳にする 年下女性をお相手に希望する男性
その想いは現実的なのだろうか?

芸能界ではかなりの年の差婚(男性>女性)が取り沙汰されたりしていますが、その反面、スポーツ界では姉さん女房(男性<女性)が結構いたりします。

政府の統計データを解析することで現実を理解し、より良く婚活を進めるためのランコントル・シャルマンのデータ解析シリーズです。

※「2018年の婚姻数と年齢差」のデータを使用します。

目次

年齢差別の年下女性との結婚比率

婚姻数と年齢差の統計データ

政府の統計データから、年齢差別の年下女性との結婚比率をグラフ化したものです。
このデータを元に、詳しく解析していきたいと思います。

男性年齢を軸として、お相手の女性との年齢差が全結婚件数に対してどれぐらいの比率となっているかを表しています。

例:「30歳男性、年齢差0」は全結婚件数の 30.5%

第一ピークは、高校卒業直後

婚姻数と年齢差の統計データ

年齢差0 (=同級生) ~ 年齢差-2 (=学校などで接点あり) においては、ここが全年齢におけるピークとなっています。
なんと、19歳の 年齢差-2 の比率は全体の 64.0% にも上ります。
若気の至りとも言えなくもないですが、地方では結構見かけます。
かくいう私の田舎も例外ではありません。

第二ピークは、社会人になった直後

婚姻数と年齢差の統計データ

第一ピークから下がっていく比率ですが、大学や大学院を卒業し社会人になる年齢層では再度比率が高まります。
高校や大学時代からお付き合いをしていた方であったり、会社に勤めるようになってからの先輩/後輩の関係性からお付き合いに発展ということもあると思います。

この年齢層ぐらいまでは、全結婚件数の半分以上は 2歳差ぐらいのカップル 男性26歳-女性24歳 などであることがわかります。

社会人になりたての女性はターゲットになりやすい

婚姻数と年齢差の統計データ

第二ピークを年齢差別で見ていくと面白いことがわかります。
グラフを見ると、赤の矢印で示したようにピークが右にシフトしています。

右にシフトしていることは、男性の年齢が高くなっている ことを意味します。

それぞれのピーク時の男性の年齢を見てみますと、
・年齢差 0 → 男性 24歳
・年齢差 -1 → 男性 25歳
・年齢差 -2 → 男性 26歳
・年齢差 -5 → 男性 29歳
となっています。

これはつまり、女性は皆 24歳 ということになります!

社会人になって会社の先輩などとお付き合いすることになり数年後に結婚・・・という流れなのでしょうか。
学生時代に親交のあった仲間には見られない大人の男の魅力に引き寄せられる、ということもあるかもしれません。

いずれにしても、男性 29歳 - 女性 24歳 のような 5歳の年の差ぐらいのカップルの結婚は、全結婚件数の 70% 近くにも上ることがわかります。

年齢差 -∞ (=年下女性すべて) の場合も、同じぐらいのところを推移していることから、この年齢層で結婚をしている 約3/4 が年下女性との結婚ということになります。

出会いのきっかけ

職場での出会い

2015年に実施された「第15回出生動向基本調査」内の「知り合ったきっかけ」調査によると、以下のようになっています。

1位 職場や仕事の関係で   33.2%
2位 友人や兄弟姉妹を通じて 28.6%
3位 学校で         11.2%

やはり、職場や学校での出会いが多数を占めており、また友人の紹介=同年代が主な紹介相手となることを考慮しますと、年齢差がそれほど無いカップルが多い点や統計データのピークが卒業後や就職後に来ている点は納得がいくものであると思います。

まとめ

データが合致しない

「年下女性をお相手に希望する男性」の想いは現実的か? Vol.1 では、年齢差別の年下女性との結婚比率のデータを元にピークとなっている年齢や理由を解析してみました。

職場や学校などの近いところでの出会いが主で、かなりの比率(多いところでは 70%近く)で年下女性と結婚できていることがわかりました。
しかし、このピークはおおよそ 20代までに終わってしまっています。

グラフを見る限りでは、30代から下降の一途をたどっており、婚活市場として活況の 30代/40代 ではどうなのだろうか...気になりますね!

Vol.2 では、このあたりに切り込んでいきたいと思います。

次回をお楽しみに!

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