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2020/02/15

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「年下女性をお相手に希望する男性」の想いは現実的か? Vol.3

データ分析
婚活で良く耳にする 年下女性をお相手に希望する男性
その想いは現実的なのだろうか?

Vol.2 では、30代/40代 で 6歳以上年下の女性との結婚がかなり増えてきているという事実が判明し、それがマジョリティである、ということがわかりました。

Vol.3 の今回は、30代/40代 の年下女性との結婚にフォーカスし、お相手の年齢層などより掘り下げて解析していきたいと思います。

政府の統計データを解析することで現実を理解し、より良く婚活を進めるためのランコントル・シャルマンのデータ解析シリーズです。

※「2018年の婚姻数と年齢差」のデータを使用します。

前回の記事:「年下女性をお相手に希望する男性」の想いは現実的か? Vol.2 はこちら
前々回の記事:「年下女性をお相手に希望する男性」の想いは現実的か? Vol.1 はこちら

目次

お相手の年齢層

相手の年齢層の分布

各年齢におけるお相手の年齢層の比率を表したグラフです。

このグラフを元に考察を進めていきたいと思います。

ボリュームゾーン

相手の年齢層の分布-ボリュームゾーン

各年代において最も多い割合を示すボリュームゾーンを赤い楕円で囲んでいます。

※囲まず数字だけ書いてあるところは次点となります。

30代前半においては対象となる年代が少ないこともあって、同年代が次点となっていますが、それ以外の年代においては、以下のような傾向が明らかとなりました。

・ひとつ前の年代がボリュームゾーン
・次点は、もうひとつ前の年代

例えば、40代前半男性のお相手は、30代後半がボリュームゾーンで 38.0%、その次が 30代前半の 24.6% となります。

私の場合は、40代前半の時に妻は 30代前半でしたので、この 24.6% の次点に含まれていたことになりますね。
10歳も離れた奥さんもらって・・・なんて言われましたが、現実的にはそれほど珍しいことでもなかったということになります。

この傾向は、50代後半まで見ても変わりません。

あまり離れすぎても話題や体力などなど違いがありすぎる、ということかもしれません。

ただし、年代が進むにつれてボリュームゾーンの割合は少なくなっていきます。
これは、年代が進むごとに対象となる年代が増えることによってバラけてきているためと思われます。

初婚か、再婚か

年齢差の初婚再婚グラフ

各年齢における夫婦の初婚/再婚別で分けたグラフです。

このグラフを元に考察を進めていきたいと思います。

初婚の場合は 40代前半が境界点

年齢差の初婚再婚グラフ-境界点

緑色のグラフが夫婦どちらも初婚である割合になります。
それ以外の 3つの色は、夫婦のどちらか、もしくはどちらも再婚となります。

これをみますと、43歳 で夫婦どちらも初婚である割合が半分 (=50%)より落ち込みます。

50代になりますと、80%~90% は再婚となってきますので、初婚はなかなか厳しくなります。
また、青(夫初婚:妻再婚)とオレンジ(夫再婚:妻初婚)を見比べますと、オレンジの方が倍以上多いことが見て取れます。
これは、再婚男性が初婚女性をめとっているということになりますので、初婚男性にとっては余計に厳しい状況ということになります。

まとめ

データが合致しない

「年下女性をお相手に希望する男性」の想いは現実的か? Vol.3 では、お相手の年齢層、初婚/再婚にフォーカスして解析してきました。

一番のボリュームゾーンは 1年代若く、その次は 2年代若いことがわかりました。

この結果より、6歳以上年下の女性との結婚が増えてきているものの、そのボリュームゾーンは、2年代若い(=6~10歳年下)ということがみえてきました。

上記より、「10歳ぐらいまでの年下女性」であればデータ的にも現実的であろう、ということになります。

3回の掲載を通してのまとめ

まとめ

Vol.1~Vol.3 の 3回 の掲載を通して「年下女性との結婚は現実的か?」という内容で現実の婚姻データを使用して解析してきました。

まとめますと、以下のようになります。

・年下女性との結婚は、データからみると多数派である
・その中でも、10歳年下ぐらいまでが大多数である
・40代後半になると、お相手に初婚を望むのが難しくなる

年下女性と結婚したい!という方にとっては、うれしい結果となりました。

しかし、ここまでのデータでは対象者の年収やステータスなどはわかりません。
男性の年齢層が上がるということは、会社での役職や年収が上がる、家や株などの資産も相応に上がっている、と想定されますので、ただただ年齢層が上がっても結婚できるとは限らないことは明白です。

社会的なステータス、大人の魅力など自身が頑張れる/磨けるところはやっておかないといけませんので、そのあたりは日頃からやっておきましょうね。

しかし、婚活においてはこれだけでは解決できない問題があります。
それは、デジタルフィルタリングの壁 です。

これにつきましては、別の記事で記載したいと思います。

フィルタリングについては、すでに記事がございますのでご参考にしてください。

参考記事: 恋愛と婚活のフィルタリングの違いはこちら

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