2020/02/18
BLOG 知識
デジタルフィルタリングの壁

フィルタリングとは、直訳するとふるいにかけることです。
年収や年齢という フィルター を設定して、自分の希望に沿うようにふるいにかけているということになります。
実はこのフィルタリングが結構やっかいなもので、ほんの少しでもそのフィルターにひっかからなければふるいにかけられてしまいます。
一般的な恋愛、ひいては通常の生活においてもフィルタリングは機能しているのですが、データベースなどからデータを引っ張ってくるときに使用する デジタルフィルタリング はその問題が顕著に現れます。
※ここでは、通常のフィルタリングとの違いを表すために、あえてデジタルフィルタリングとします。
今回は、この デジタルフィルタリング の壁についてお話したいと思います。
フィルタリングについて、別の記事でも話題にしてありますのでご参照ください。
恋愛と婚活のフィルタリングの違い はこちら
目次
デジタルフィルタリングの怖さ
デジタルフィルタリングは、考えようによってはかなり怖いものです。
デジタルフィルタリングを行うことによってどのようなことが起きるのか?
ということをみていきたいと思います。
デジタルフィルタリングの動き
デジタルフィルタリングは、データとしてデジタルで処理するフィルタリング です。
そのため、以下のようなことがおきます。
[フィルター設定]
・30代
[データベース内に存在する対象者]
・39歳 364日 の Aさん
・40歳 0日 の Bさん
上記の設定でフィルタリングすると、30代 の Aさんはヒットしますが、40代 の Bさんはヒットしません。
たった 1日 の違いです。
昨日フィルタリングしていれば Aさん も Bさんもヒットしていることになります。
今回はわかりやすく 2名 で説明しましたが、実際には何千名、何万名と存在するデータの中からフィルタリングされるので、昨日いた人がいなくなったことを気づくことはありません。
これがデジタルフィルタリングの動きになります。
条件に合致しなければ、温情もなくバッサリカットされます。
相手はコンピュータですから・・・。
アナログフィルタリングとの違い
デジタルフィルタリングの対比を表すために、一般的なフィルタリングを アナログフィルタリング と呼ぶことにします。
ここでは、デジタルフィルタリングとアナログフィルタリングとの違いについてみていきたいと思います。
アナログフィルタリングの場合、データが見えるわけではありませんので、見た目や性格などで判断しているはずです。
・優しい
・若々しい
・頼もしい
などですね。
上の設定にあった 40代 の Bさんがすごく若々しく見た目が 40代には到底見えない人であり、30代の Aさんが老けていて実年齢よりも上に見られる人であったとしたらどうでしょう?
アナログフィルタリングだったなら、Bさんを選んでいるかもしれません。
しかし、その Bさんはデジタルフィルタリングではヒットしないのです。
まとめ
今回は、デジタルフィルタリングの壁・怖さがテーマでした。
いかがでしたでしょうか?
相手は人ではなくデータなので、1日の違い、1万円の違いなどでバッサリカットされることが怖さの根源であることがわかりました。
フィルタリングする側からすれば 惜しい人を逃している ことになります。
フィルタリングされる側からすればチャンスが少なくなっていることになります。
フィルタリングされる側からすればこれを回避する手立てはありません。
しかし、年収などの場合は、499万円よりは 500万円 まで頑張るなど、一般的にフィルターに設定するキリの良い数字は超えるようにすれば少しはチャンスが広がります。
逆に、フィルタリングする側は、チャンスを広げる方法があります。
それは、条件を緩和する=フィルターの範囲を広げる ことです。
1日の違い、1万円の違いなどで良い人を逃してしまうのは得策ではありません。
私が登録している IBJ のシステムでも、年齢では 1歳ごと で設定が可能です。
まず第一候補の設定でフィルタリングした後、少し広げてフィルタリング、さらに広げてフィルタリングするなど、徐々に条件を変えて少しの差で漏れてしまうことのないようフィルタリングしてみてください。
あなたのそのフィルター設定によって あなたにとって最良の人が埋もれてしまっているかもしれませんよ。
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