2020/04/03
BLOG 知識
パーソナルスペースを理解するとより親密になれる!

言葉自体は知らないかもしれませんが、このように言ったらどうでしょう。
知らない人と恋人が近づいてきています。
どんどん近づいてくるのですが、どちらの方が先にイヤな気持ちになるでしょうか?
もちろん、知らない人ですよね。
恋人であれば、触れられる距離にいても全然イヤではないと思います。
これがパーソナルスペースの正体です。
相手との親密さによって変わるイヤかイヤではないかの距離のことをパーソナルスペースといいます。
実際に 1m とか 2m という距離のことを言いますが、本質的には「心が作っている心の距離」なのです。
今回は、このパーソナルスペースをテーマにお話したいと思います。
目次
パーソナルスペースの距離と親密さ
パーソナルスペースには、4つのエリアがあると言われています。
それぞれのスペースをみていきましょう。
公共距離
個人的なつながりがなく、会話もしない距離のこと。
いわゆるセミナーや講義などで一方的に聞いていて、会話などをしない距離です。
人付き合いという意味では無縁の距離ですね。
社会距離
知らない人同士が会話をする距離のこと。
ビジネスで行う打ち合わせや、懇親会などであいさつするときの距離です。
初めてデートするときや、お見合いなどで会話するときはこの距離になりますね。
このスペースを維持しているとなかなか親密になれないのでなんとか変えていきたいところです。
個体距離
相手にすぐ触れられるぐらいの距離のこと。
友達や知り合いなどと会話するときの距離です。
デートを重ねてまずはこの距離にいても違和感のない関係になれれば良いですね。
密接距離
すでにふれているような距離のこと。
恋人や夫婦など心を許しているときの距離です。
ここまでくるとすでに恋人や夫婦の距離ですので、婚活においてはあまり関係ありませんね。
婚活において目指す距離
デートやお見合いではまず「社会距離」からスタートします。
そこから徐々に「個体距離」に入っていくことができればスムーズに交際が進むことと思います。
そもそもパーソナルスペースとは、近付いてきてほしくないという心理状態からできてしまう距離です。
そのため、いくらこちらが親密になりたいからといっていきなり近付いてしまっては逆効果です。
より嫌悪感が増してしまうので、いきなり近付くのはやめましょう。
では、どうしたらより距離を縮め、お近づきになれるでしょうか?
実は、パーソナルスペースには以下のような特徴があります。
・前よりも横の方が狭い
・衣服や靴にも心理的な状態が現れる
この特徴を知り、うまく使ってスムーズに相手のパーソナルスペースにはいっていきましょう。
前よりも横の方が狭い
実は、全方位同じ距離にスペースが広がっているわけではありません。
前だけが極端に長いのです。
後ろにいるわけにはいきませんので、つまりは「横にいればよい」ということになります。
例えば、夜景のキレイなレストランの窓際のカウンター席とかであれば全く違和感なくパーソナルスペースにはいることができます。
また、相手の顔を見ながら話をするよりも、横にいて同じ方向を見ながら話をしたほうが話やすいしいいですよね。
衣服や靴にも心理的な状態が現れる
冬服を着ていると電車にのっているとき人が隣にいてもあまりイヤではないことはありませんか?
衣服に包まれていることで心理的な不安が軽減されるということだと思います。
例えばこの場合は、靴を脱いで上がる座敷席や服をキレイに預かってくれるクロークがあるラウンジなどを選択することでパーソナルスペースに入れることになります。
これについては少し注意が必要です。
それは・・・
女性がブーツを履いているときは座敷席は要注意・・・ということです。
人によってはブーツを脱ぐことを極端に嫌がることもありますので。
理由はいわずもがな、ですね。
男性陣は注意してください。
手をつないだりキスはいつからしても良いか、という質問
婚活を進めている方から
・いつごろから手をつないでいいですか?
・いつごろからならキスしてもいいですか?
と質問されることがあります。
「双方で合意したらでいいのでは」というほかありませんが、それをいっては身も蓋もないので・・・
ここではパーソナルスペースを軸にお話したいと思います。
特に恋愛経験が少ない方に多いこの手の質問ですが、置かれている状況はいかがでしょうか。
まだ社会距離ですか?
それとも個人距離まで縮められていますか?
まだ会話するにも距離が必要な間柄なのに「いつからならキスしても大丈夫ですか?」と考えてもそれは無理な話です。
いつごろから?と考える前に、きちんとパーソナルスペース=心の距離を縮めていくことができれば、おのずと見えてくると思います。
「自分のことだけじゃなく、相手の立場で考えること」
これはどんなシーンでも有効ですし、相手にも良い印象を与えますので、ぜひ実践してくださいね。
まとめ
今回は、パーソナルスペースをテーマにお話しました。
なかなか相手との距離が縮まらなくて困っている方、より親密になりたいと思っているのにやり方がわからない方など、このパーソナルスペースを考えてみてください。
相手によってももちろん変わりますし、相手の心理状態によって日々でも変化があります。
常に相手のことを考え、相手が不快にならないようにしていけばよい距離感が見えてくると思います。
感覚も大事な要素ですが、知識も大事ですので、ぜひ知識をうまく利用してより親密になってくださいね。
それでもうまくいかない、悩みが解決しない、ということがあればランコントル・シャルマンまでご連絡ください。
皆さまの状況をお聞きした上でアドバイスさせていただきます。
お気軽にご相談ください。
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