2020/02/28
BLOG 知識
お見合いでは腕組みに気をつけよう

不安と緊張でうまく話すことができず、お見合いから交際に発展しない・・・なんてことはないでしょうか?
今回は、お見合いでうまくいかないことの正体は「腕組み」かもしれない!? ということをテーマにお話したいと思います。
目次
腕組み
皆さん腕組みをしようと思ってしている方はいますでしょうか?
人と会話しているとき、会社での会議中など様々なシーンで腕組みをしているシーンはよく見ると思いますが、ほとんどの方は無意識のうちに腕組みをしていると思います。
この腕組みにはいろいろな意味があるのですが、腕組みをした結果、阻害されるものがあるのです。
態度が悪く見える、威圧的に見える、など視覚的な効果もあるのですが、ここではその内面的な内容についてみていきたいと思います。
心理状態
腕組みをする人の心理状態は多々ありますが、ことお見合いに関していうとおそらく以下のような感じだと思います。
・緊張している
・うまくいくか不安に思っている
その結果、無意識のうちに腕組みをしてしまっているのです。
これは、無意識のうちに自分を守ろうとしているためで、特に胸やお腹など内臓系を守ろうとしていると言われています。
誰かに命を狙われているわけでもないのに内臓を守るというのはおかしな話ですが、人間の深層心理の中に埋め込まれたものなので回避しようがないのかもしれません。
腕組みの効果
緊張や不安のあまりしてしまう腕組みですが、内面的にはどのような効果があるのでしょうか。
腕組みをしているとしていないときに比べて相手の話をちゃんと聞くことができなくなっている と言われています。
後日思い返したときに、実際に話をした内容の数割はおぼえられていなかったというデータもあるようです。
つまり、お互いにお見合いを成功させようと話題作りをして場を盛り上げているにも関わらず、こちら側が聞く気になっていない、ということを意味します。
それも、無意識のうちに。
意識的には成功させようとしているわけですから、そんな気は毛頭ないはずです。
しかし、体は意に反して受け入れられない状態を作ってしまっている、ということになります。
カメレオン効果
人が他人と会話するときに無意識下で行われていることの一つに カメレオン効果 というものがあります。
カメレオン効果とは、相手とのコミュニケーションをとるときに、相手のマネをすることでよい印象を与えようとすることを言います。
つまり、円滑なコミュニケーションをとりたいという根源的な欲求から無意識のうちにマネしてしまう、ということを意味します。
以下のようなことに気づいたことはありませんか?
・自分が足を組んだら、まわりの人たちも足を組んだ
・自分が髪を触ったら、まわりの人たちも触っていた
・自分が腕を組んだ瞬間に周りを見たら全員腕組みしていてハッとした
これらは、カメレオン効果によってマネされたものになります。
カメレオン効果は、円滑なコミュニケーションをとるために行われているはずなのに、
腕組みをすることで相手が話した内容が自分に入ってこなくなったばかりでなく、相手がカメレオン効果によって腕組みをしてしまい、相手も自分が話をした内容を覚えてくれなくなってしまう・・・ということが起きてしまいます。
よい印象もよい内容もお互いに受け取れていなかったら・・・うまくいきませんよね。
腕組みを意識してやめる
ここまでで、自分が腕組みをすることで相手にも伝搬してしまい、お互いに相手の会話の内容がはいってこなくなる、ということがわかりました。
それでは、腕組みを意識してやめるにはどのようにしたら良いでしょうか?
それは、腕や手をほかのところに置いたり、使ったりする というのが効果的です。
例えば、よくお見合いで使われるホテルのラウンジとかであれば、ひじ掛け付きの椅子だったりすると思いますので、そこに意識的にひじをかけるようにする、などです。
無意識のうちにやってしまう腕組みをやらないようにするというのは相当難しいのですが、腕組みをしてしまったことが分かった時点で意識的にほかの場所に変えるのはそれほど難しいことではありません。
こちらがやめれば、カメレオン効果によって相手もやめる可能性が高いので、極力腕組みしている時間を短くするだけでも効果はあると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
実際に、腕組みや脚組みなどは意識してみていると周りは面白いように伝搬していることがわかります。
特に会社の会議などの場合は、顕著です。
場を共有している人たちが同じ目的のためによい方向に向かっているのであればよいのですが、腕組みの場合はできるだけ伝搬させたくありませんので、まずは自分から積極的にやめてみてください。
お見合いは、相手と自分の二人きりです。
多くが参加するパーティなどの大勢のうちの一人ではありません。
その二人がお互いによい状態で会話を進めなければせっかくの機会も無駄になってしまいます。
より自分のことを知ってもらい、相手のことをよく知るためにも、ぜひ腕組みについて少し意識してお見合いに臨んでみてください。
もしかしたら、良い結果が待っているかもしれません。
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